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不思議な現実・その1  権代 祥一

 会社時代に不思議なことがありました。ある金曜の夕方に久々に早く帰ろうとしていたら、課長から声をかけられて、月曜までに見積りを頼むと言われて顧客からの仕様書を渡されました。結構な厚さで、残業して数時間で終わるような量では無さそうだということはすぐに理解できたので、断ったのですが、どうしてもやれ、やらないとこんな不都合が起きると脅されて、押し付けられて、怒りモードで仕事をすることになりました。20世紀末の昭和な香りが抜けていない時代でした。結局、超怒りモードで仕事を始めたので全く眠くならず気づいたら夜が開けていましたがまだ終わらない・・・。日曜日は義父の実家の法事があり、義父、義母、家族を新潟まで車で連れて行く日になっていたので、焦りなが、更に超超怒りモードで仕事をしました。飲まず食わずで眠気も感じず集中して終わったのが日曜日の早朝でした。終わった見積りを課長の机に叩きつけて、初電で自宅に戻りシャワーを浴びて、結局一睡もせず、家族を新潟に送り届けて、法事に参加し、新潟の親戚や和尚さんと会話を楽しんで、夕方に東京に戻りました。床に着いたのは日曜の20時頃で、月曜は普通に起きて朝出社しました。そして、自分の机に座ると違和感がありました。なぜか暗いのです。おかしいなぁと思って周囲を見渡すとやはり自分の机の周辺が暗いのです。それで上を見たら2本ペアになっている蛍光灯の2本ともが切れて暗くなっていました。150人以上が収容できる広いオフィスの天井には2本ペアになった蛍光灯が無数に配置されている中で自分の机の真上の蛍光灯2本が同時に切れていました。日曜の朝に帰る時は確かに点灯していたはずですが、確認していないので憶えていません。しかし、土曜の夜中は暗くなかったので、いつ切れたのかは不明です。総務に連絡して蛍光灯が2本切れたことを伝えたらすぐにビルの保守作業員が交換してくれました。交換作業中に、「『怒髪天を衝く』ってこういうことなのかな?」と言って笑いながら横目で課長を睨み付けたら当人はビビっていました。200本以上ある蛍光灯の中で自分の頭上の2本が同時に切れるというこんな偶然はなかなか無いだろうと思います。でも、それは実際に起きてしまいました。こういう不思議な現象があるので、超常現象は信じます。そして、メカニズムを知りたいと思っています。
 

死んだら終わり  権代 祥一

 

 

 上座部仏教では魂は存在しないけれど輪廻転生はするそうで、これはお釈迦さんが語ったことだそうです。

 それが事実だと仮定すると、生命体は生きている間にテレパシーやアーラヤ識やアカシックレコードや集合的無意識という概念を通じて何らかの放送をしているのではないかと妄想しています。だから魂とは今現在の心です。

 その過去からのテレパシー放送を受信すれば、生れ変りとして認知され、現在からのテレパシー放送を受信すれば虫の知らせや共時性として認知され、未来からのテレパシー放送を受信すれば予言として認知されることになるのではないか?と考えています。すると、魂は無いのに輪廻転生する仕組みの説明ができそうです。なので、生きている間だけテレパシー放送しているので死んだらその放送局は終わりなんです。だから生きていることに価値があり、生命体として活動していることに価値がある。だから、生命体をいつくしまなくてはならないという結論になります。殺生がダメなのはそういう理由かもです。

 幽霊現象などもこの生命体放送局仮説で説明できます。幽霊は過去の生命体が放送した残像かもしれません。だから見えても今は存在していません。

 この妄想を私は支持したいと考えています。物理学的に説明ができる時代が来るかもと妄想しています。

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